

歴史を紡ぐこと千年以上。あつみ温泉は、庄内三楽郷のひとつに数えられる名湯です。
穏やかに流れる清流沿いに佇む山の湯は、古くから多くに文人墨客にも愛されてきました。
1000年の歴史ある「あつみ温泉」
温海岳のふもと、温海川の渓流に沿う湯の町、あつみ温泉には、千年を超える歴史があります。その起源はさまざまに言い伝えられていますが、かの弘法大使の夢のお告げであったとも、鶴が湧き出る湯で傷を癒す姿をきこりが見つけたとも。
酒井忠勝公が庄内藩主となった後、藩公の湯役所が設けられ、以来、湯治場として賑わいをみせてきました。
人々に親しまれ、大切に守られてきた山の湯には、その風情に惹かれてか、古くは松尾芭蕉、そして横山利一、与謝野晶子など、多くの小説家や詩人も訪れています。
萬国屋の歩み
- 開業
- 約300余年前(温海町史より、江戸、寛文年間に儀左衛門の宿の記載が読みとれる)
- 明治初期
- パリの萬国博覧会に縁み社名を萬国屋旅館とする
- 大正10年(1921年)
- 萬国屋旅館 水害に遭う
- 大正14年(1925年)
- 現在地に移転
- 昭和14年(1939年)
- 萬国屋旅館 火災に遭う
- 昭和18年(1943年)
- 本館完成
- 昭和28年(1953年)
- あつみ温泉大火(萬国屋は焼けなかった)
- 昭和30年(1955年)
- 別館完成
政府登録国際観光旅館(第159号)に登録される
- 昭和41年(1966年)
- 離れ八花苑(17室)、萬代宴会場(250畳)完成
- 昭和51年(1976年)
- 中央館増築完成 収容530名様になる
- 昭和56年(1981年)
- 法人成 株式会社 ホテル萬国屋に改名
- 昭和61年(1986年)
- 社名を株式会社 萬国屋に変更
- 昭和62年(1987年)
- 新中央館増改築工事完成 収容750名様になる
日本能率協会より日本旅館として最初にサービス優秀特別賞を受賞
- 平成2年(1990年)
- 離れ客室改造 全室檜風呂付
- 平成3年(1991年)
- 別館客室改造 全室檜風呂付
- 平成4年(1992年)
- 中央館川側客室改造(全室檜風呂、ウォシュレット付)
- 平成6年(1994年)
- 新本館楽山楽水完成 総客室数150 収容900名様となる
- 平成16年(2004年)
- 離れ改装 8室
1階大浴場「桃源山水」・1階露天風呂「桃里の湯」オープン
- 平成21年(2009年)
- 中央館改装
和ダイニング「芙蓉」 オープン